妊娠、出産はとても素晴らしいことです。
しかし、妊婦さんに負荷がかかることが増えるため、うれしいながらもとても大変でしょう。
さまざまな問題がある中に、妊娠線の問題があります。
しあわせに出産できたとしても、代償に自分の体に自信が持てなくなると悲しいですよね。
妊娠中にしっかりケアを行うことで、妊娠線は予防することができます。
妊娠線の予防を徹底して、美しい肌を守りましょう。
1.妊娠線はどうしてできるの
妊娠線はいわば、肉割のようなものです。
妊娠性ができる原因は、子宮が妊娠によって大きくなること、おなかの中でどんどん胎児が育っていくこと、妊娠することにより皮下脂肪が増えることが考えられます。
妊娠することによって皮下脂肪と皮膚の表面の間にある真皮層が引き延ばされ、切れることで妊娠線は現れます。
また、妊娠によりコラーゲンの生成が少なることも妊娠線の原因になります。
コラーゲンは、皮膚の弾力を保つ大切な物質です。
そのコラーゲンが減ることで、真皮層が弱くなってしまうのです。
2.妊娠線のケアアイテム
妊娠性は、一度できてしまうと消えにくいと言われています。
妊娠線は深い皮膚の部分が傷ついてしまい、皮膚表面からのケアで消えることはありません。
そのため、できてしまったものをケアするというよりも、妊娠線をつくらない、予防をすることのほうが効率がよいのです。
3.妊娠線の予防のためのケア方法
妊娠線の予防には、なんといっても「保湿」です。
保湿を毎日続けることが大切になってきます。
できれば朝と夜の2回、しっかり保湿することをおすすめします。
塗りこむときに優しくマッサージをすることがコツです。
妊娠がわかった時点でケアを始めてください。
妊娠線の予防には、専用のアイテムも販売されていますが、化粧水、乳液、クリームなどのふだん使用しているものでも十分です。
4.保湿以外に妊娠線の予防になるもの
保湿以外でも妊娠線の予防になるものがあります。
皮膚のケアを併用して、妊娠線予防効果をさらに高めましょう。
・皮膚をつくるための栄養をバランスよく摂取する(タンパク質、ビタミン、ミネラル等)
・入浴
・適度な運動(散歩など)
皮膚をつくるための栄養をしっかり補給することで、しなやかな皮膚を手に入れ妊娠線を予防することができます。
また、入浴や適度な運動(散歩など)は、血流や発汗を促すことで皮膚の細胞の生まれ変わりを促進し、新しい細胞を増やしてくれます。
そのため、妊娠線ができにくくなるのです。
5.もしも妊娠線ができてしまったら?
妊娠線ができないように努力しても、できてしまうこともあるかもしれません。
そんなとき、最終手段とし利用するのが美容外科、皮膚科、美容皮膚科で行う治療です。
少しお値段はかかりますが、続けてみるのもいいでしょう。
①フラクショナルレーザー
レーザーを皮膚にあて、真皮層まで傷をつけることで自身での肌の再生機能を利用し肌の回復をはかる治療です。
料金はクリニックによりますが、だいたい1回1万円程度が相場です。
②ダーマペン
髪の毛よりも細い超極細の針を使用し、皮膚の表面に小さな穴を一時的につくる治療です。
自分自身の肌再生能力を利用し、肌の再生を促します。
料金はだいたい1回3万円程度です。
まとめ
以上が、妊娠線を予防するためのケアと、万が一妊娠線ができてしまった場合のケアのご紹介でした。
子育ても大切ですが、お母さんとしてだけではなく、ひとりの女性としてこれからも輝くために、できるケアは早めに始めておきましょう。